自作PCにチャレンジ(VPNサーバーとして使用)
入社して1年が経過したHayashiです。
今回は、研修の一環として、パソコンを自作する機会を頂きました。
目的
現在wifiルーターを兼ねたTP-LINKのVPNサーバーを使用しているが、PCを自作して、現在より快適に在宅ワークが可能になるVPNサーバーとして使用する事。
会社からの条件
LinuxをOSとして使用する事。 予算は10万円以下。
必要な部品のピックアップ
今までパソコンを自作した経験がないので、まず何が必要かピックアップするところから開始しました。
CPU、CPUクーラー、マザーボード、メモリ、ストレージ、OS、ウイルス対策ソフト、必要なVPNサーバーソフト、グラフィックボード、サウンドボード、USBポート、Bluetooth、外部メディア、電源、キーボード、マウス、放熱用グリス、工具、有線LANケーブル、PCケース、など。
それぞれの部品の名前は聞いたことがあるけど、どのメーカーにするか、容量はどうするか、規格は何にするか等、実際に購入するとなると話は別です。
今回、VPNサーバーとして使用するために必要なスペックなども考慮して、メーカー毎の長所短所やコストパフォーマンスなど頭を悩ませました。
自分なりに必要だと思うもの、購入予定の商品をピックアップして一覧にして、上司にも相談&チェックして頂きました。
買い出し
そしていよいよ買い物当日。
「ドスパラ博多店」で購入。合計は約8万円でした。
(後日、必要になったグリス等、ツクモ福岡店でも少し買い足しました)
パソコン専門店という今まで知らなかった新し世界を知れて、とても新鮮でした。
組み立て
会社に戻り早速組み立て作業です! 上司の知り合いの方にも協力して頂きました。
マザーボードは、箱から出した状態で既にカッコイイですね。
普段は目にしないCPUクーラー。新鮮です。
最近はLEDで光るファンが主流のようです。PCケースも透明で中が見えるものがほとんどでした。マザーボードも光るところがありカッコイイですね。
組み立てが終わり、PCケースの側面を閉める前の状態。
普段は箱の中で見えませんが、パソコンってカッコイイですね。
作成途中、CPUクーラーの向きを変更しようとして、CPUごとすっぽ抜けて焦ったり(この時ツクモにグリスを買いに行きました)
何度メモリを差し替えても(商品を交換しても)、DRAMランプが消えずBIOS画面が表示されず悩んだり(ドスパラに持っていくと何事もなかったように表示されました)
色んな事で躓きましたが、どうにか完成しました。
LinuxOS Ubuntuのインストール
PC完成後、LinuxのOSの1つ、Ubuntuをインストールしました。
Ubuntuは南アフリカ共和国のズールー族が使用するズールー語で
「他者への思いやり」という意味があるそうです。
とても素敵な名前のOSですね。
実際に使ってみて、とても使いやすいのに驚きました。
家の古いPCにもLinux入れてみようか計画中です。
OpenVPNサーバーの設定
リモートデスクトップ接続の設定をしてから、OpenVPNサーバーの設定を行いました。
コマンドを使用して設定していくので、ターミナルやコマンドプロンプトを使用したことがあっても、初心者の私にはハードルが高く難しい設定でした。
認証方法は、静的鍵(Static Key)、証明書認証、ID/パスワード認証(プラグイン認証)、二要素認証など、様々な認証方法があり、それぞれに長所短所がありますす。
今回は、認証機関を自前で設置(easy-rsaなどを使用)し、証明書と秘密鍵で認証する方法で、サーバーごと、クライアントごとに個別の秘密鍵、証明書を生成しました。
VPN接続後、スピードを比較した結果、2~3倍速くなりました。
今回の目的である「現在より快適に在宅ワークが可能になるVPNサーバーとして使用する事」は達成出来ました。