在宅ワークにおける取り組みの紹介

去年の6月に創業して以来、子育て中など何かしら事情があるメンバー以外は基本的にはオフィス勤務としていました。システム開発は基本はチームで開発するものであり、顔を合わせて作業するのが最適だと考えていたからです。またセキュリティ高めの案件も扱っているため、コワーキングスペースや喫茶店などの共用スペースで作業して欲しくなかったという面もあります。

ところが、今年に入り新型コロナの感染拡大による影響が徐々に広がり、弊社も2月下旬より在宅ワーク推奨に変更しました。それでも、3月の時点では週1日は打合せで出勤するなどしていたのですが、4月になりいよいよ完全在宅ワークに切り替えました。
今回は記録的な意味で在宅ワークにおける弊社の取り組みをご紹介したいと思います。

在宅ワークにおける取り組み

作業環境

元々、台風接近など何らかな事情で一時的在宅ワークになっても困らないように環境を整えていたので、在宅ワークにはすんなり移行できました。

  • 全員にモバイルノートパソコンを支給
  • VPNルーターを導入し、作業時はVPN接続を必須とする
  • 勤怠管理はクラウド化(人事労務freeeを利用)
  • スケジュール管理はクラウド化(backlogを利用)
  • ソースコード管理はクラウド化(bitbucketを利用)
  • メンバー同時のやりとりはクラウド化(Slackを利用)
  • ファイルサーバはクラウド化(Office365を利用)

極力クラウドサービスを利用するようにしていたおかげで、メンバーはインターネットにさえ接続できれば、事務所と同じように作業できました。
メンバーが利用するインターネットについては当初モバイルWiFiを支給しようかとも考えましたが、私の家はWiMAXの電波は届かないなど住んでいる地域によって最適解が違うのと、全員自宅にインターネット環境がすでにあったので、代わりに「在宅勤務手当」として通信費や光熱費の補助を支給することにしました。

また、作業場所については、セキュリティ上の問題からコワーキングスペースや喫茶店などの共用スペースでの作業は禁止とし、自宅でのみ許可するようにしました。この辺はスタートアップ企業などに比べると厳しいかなとも思いますが、ショルダーハッキングや不正なアクセスポイントに接続することによるハッキングを防ぐために必要な対策だと考えています。

助成金を活用

新型コロナの影響は今後もしばらく続きそうなので、「新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース」を活用して、就業規則にテレワーク規定を追加したり、ルーターをOpenVPN対応したものに買い換えたりしました。

コミュニケーション

メンバー同士のやりとりは元々Slackを導入していたのですが、1日1回は顔を合わせた方がいいと考え、毎日11時にTeamsのビデオ会議を利用して朝会をするようにしました。

ビデオ会議に備え、メンバーにはヘッドセットを支給しました。

ヘッドセットは1000円位の安物なのですが、全員装着しているとTeamsの通話品質が安定していることもあり、ビデオ会議はとても快適です。音声がクリアでまるでその場で話しているかのようです。

画面共有もできるので、チャットではなく直接話したいときなど、気軽にビデオ会議で繋いでおり、案件の進捗で今のところ困ったことはないです。

アフターコロナ

在宅ワークはビデオ会議を活用すれば、想像していたよりもコミュニケーションがとれることがわかりました。
アフターコロナ後は以前より在宅ワークを推進して、子育てや介護をバックアップできればと思っています。
そのためにはウィズコロナを生き残れるよう頑張っていきたいです。