社内プロジェクト:緊急連絡網システムの開発
未経験から入社して5か月目のHayashiです。新人研修の一環として、緊急連絡網システムの開発を行いました。
初めてシステム開発を行った感想、参考にした本やサイトの紹介などをまとめました。
【システムの概要】
社員情報(社員番号、氏名、ふりがな、メールアドレス、パスワード)と緊急連絡先(続柄、氏名、ふりがな、携帯電話番号、LINEのID、メールアドレス)が登録でき、ログインすればそれぞれの情報を検索可能です。
メールアドレスとパスワードでログインする事が出来ます。
社員情報を登録、編集、削除する事が可能です。登録には氏名は全角20文字以下、ふりがなは全角ひらがな30文字以下、パスワードは半角英数字記号の8文字以上32文字以下など、バリデーションも設定しました。削除時には、確認ダイアログを表示するように設定しました。
それぞれの社員情報に紐付けて緊急連絡先を登録、編集、削除する事ができます。緊急連絡先にもLINEのIDは半角英数字20文字以下(.と_は使用可能)などバリデーションを設定しました。
社員情報と緊急連絡先をまとめてCSV出力できるようにも設定しました。
【開発環境】
バックエンド:Java, Servlet
フロントエンド:HTML, CSS, JavaScript
DB:MySQL
※今回は、勉強の為にフレームワークの使用禁止という条件付きだったので、jQueryやCSSフレームワークのBootstrapなどは使用しませんでした。
開発内容は、下記の通りです。
【設計】
テーブル設計、画像設計、詳細設計、テスト設計
【実装】
ユーザーログイン/ログアウト、社員新規登録、社員一覧表示・検索、社員編集/削除、緊急連絡先一覧表示・検索、緊急連絡先登録、緊急連絡先編集/削除、緊急連絡先一覧のCSV出力
【テスト】
結合テスト
開発開始から、完成まで合計で約300時間程かかりました。
最初の頃は、分からない事だらけで、自分で調べても分からず、上司に聞いても自分の知識が乏しく理解出来ないという苦しい状況でした。
入社前に通っていたプログラミングスクールでは、調べればどうにかなる事が多かったのですが、今回は調べても自分が求めているのと全く同じ情報は見つからず、似た情報を見つけても、そこから応用するのにまた苦労しての繰り返しでした。
総合開発環境(IDE)の真っ黒の画面が底なし沼の様に感じる毎日…。
トイレの窓から見える、青い青い空を眺めてリフレッシュしていました。
何にでも言える事ですが、ゼロから1にするのは大変です。今でも大変ですが、入社後の3か月は特に暗闇の中、ゴールの方向は合っているのか不安なまま走り続けるような日々でした。
黙々と画面と睨めっこするより、分からないなりに、ノートにフロー図を描いて自分の作ろうとしているものを可視化し、上司に確認してもらう作業が一番頭の整理には良かったと感じます。
途中から少しずつではありますが、自分の思い通りに動かせるようになってきたり、調べた内容を自分なりに応用出来たり、上司に質問した際に回答の内容がすんなりと理解出来てくると、とても楽しくなってきました。
10月に上司から「最初の頃に比べて成長したね」と声を掛けて頂けた時は、とっっっても嬉しかったです。
まだまだ分からない事だらけですが、最初の頃に比べると一通り開発の経験をした今は、確実に成長したと実感出来ています。
【参考書の紹介】
通勤時間を利用して様々な会社の本を読ませて頂いてます。
先人達の知恵の積み重ねに驚くとともに、日常生活で使用している様々なシステムの裏側が少しずつではありますが、理解できてとても興味深い内容ばかりです。
今回のシステム開発で使用した本と合わせて、未経験からスタートされる方の参考になればと思い紹介します。
【参考サイトの紹介】
開発で参考にしたサイトや、検索した際によくみたページをまとめてみました。こちらも参考書と同様、 未経験からスタートされる方の参考になればと思い紹介します。
・神田ITスクール https://kanda-it-school-kensyu.com/java-jsp-servlet-contents/
・ばあプロ https://baapuro.com/
・TechAcademy https://techacademy.jp/magazine/category/programming/java
・「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 https://wa3.i-3-i.info/index.html
入社した7月は東京オリンピックが開幕し、暑い暑い日々でしたが、気が付けば街はイルミネーションが点灯し始め、会社で流れるAmazon Musicでクリスマスソングがリコメンドされる季節になりました。
黒い画面のコードが夢に出てくる時もありましたが、素敵な音楽が流れ、飲み物飲み放題、お菓子食べ放題の快適で恵まれた職場環境と、いつも励ましたり優しく教えて頂ける上司達に感謝しつつ、今後も引き続き研鑽を積み、早く会社の戦力になれるようにします。